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Category Archives: 音楽

平成28年の30枚

on 2016年12月31日


2016年の30枚。リストにはないけどエレカシブームが急に来ました。

Demdike Stare – Wonderland ★
どんな時もDemdike Stareだ。Modern Love #electronic, dub techno

G.H. – Housebound Demigod
ボス。Modern Love #electronic, experimental, Industrial

Lorenzo Senni – Persona ★
ヤバイ。Warp Records #abstract, trance

Pixelord – Human.exe
Gultskra Artikler名義でも知られるロシアのピクセル卿。
Hyperboloid #electronic, idm, Москва

NOGAWA kazune – Reflections
White Paddy Mountain #ambient, drone

Agnes Obel – Citizen Of Glass
PIAS #ssw, piano, classical

Douglas Dare – Aforger
Erased Tapes #ssw, electronic, piano

Glauco Venier – Miniatures ★
ベストピアノアルバムオブジイヤー。ECM #jazz, piano, ambient

Sophie Hutchings – Wide Asleep
Preservation #piano, classical

Stefano Guzzetti – Leaf
p*dis #piano, classical

Fiona Brice – Postcards From
Bella Union #piano, classical

Woodkid & Nils Frahm – Ellis
A面は久しぶりに気合の入ったNilsのピアノソロ。B面はロバート・デ・ニーロの朗読入り。Erased Tapes #ambient, piano

Ouvala – Psychology Of Colour
Home Normal #ambient

Efterklang & The Happy Hopeless Orchestra – Leaves: The Colour of Falling
Efterklangと書いてないと1,4以外は聴かない。Tambourhinocerous #opera, experimental

Liima – ii
Efterklang+Tatu Rönkkö=Liima。上記Efterklangオペラアルバムで大いに不足していたCasper Clausen分を補充。4AD #experimental, folk, post rock

Viitasen Piia – Laulumaa ★
フィンランド人女性ssw。好きです。Texicalli Records #ssw, Finland

iamthemorning – Lighthouse
Kscope #chamber progressive rock, St. Petersburg

Keaton Henson – Kindly Now
PIAS #ssw

Ryan Teague – Site Specific
King Tree #jazz, experimental

Loscil – Monument Builders ★
進化を続けるScott Morgan。Kranky #ambient, experimental

Marconi Union – Ghost Stations
Just Music #ambient, electronic

Nonkeen – The Gamble ★
Nils Frahmと彼の幼馴染のバンド。楽曲もいいのだが東西ドイツ時代に少年期を過ごした3人の交流が興味深いので公式HPを参照してほしい。R&S Records ‎#future jazz, downtempo, ambient

Public Memory – Wuthering Drum
Felte #electronic

Tilman Robinson – Deer Heart
Hobbledehoy Record #experimental, jazz, ambient

Western Skies Motel – Settlers ★
Lost Tribe Sound #acoustic, folk

William Ryan Fritch – New Words For Old Wounds ★
Lost Tribe Sound #experimental folk

DM Stith – Pigeonheart
Outset Recordings #electronic, alternative

downy – 第六作品集『無題』
felicity #post rock

METAFIVE – METAHALF ★
Warner Music Japan #electronic, techno pop

Radiohead – A Moon Shaped Pool
XL Recordings #alternative rock

過去のリスト – 2015 – 2014 – 2013 – 2012 – 2011

William Ryan Fritch | New Words For Old Wounds

on 2016年7月5日


カリフォルニア州オークランドを拠点に、Leave Me Sessionsと銘打ち自宅スタジオで作品を作り続けているWilliam Ryan Fritchの最新作。アメリカ西部の乾燥した気候が作り出すものなのかは分からないが、一聴しただけで彼の音楽だと分かるサウンドデザインは健在。あえて言うならエクスペリメンタル・フォークであるがジャンルで括るのは無意味だろう。過剰とも言えるリバーブとともに幾重にも重ねられた楽器と声、印象的なドラム。混沌の先にある秩序。そのバランスは自身の複雑な人間性そのもののようだ。この独特のサウンドはプロジェクトについて本人が語る映像に出てくる自宅スタジオの様子から一端を伺うことができる。

以下既発盤からいくつか。

Clean War (2016)
https://williamryanfritch.bandcamp.com/album/clean-war
“New Words For Old Wounds”の初回50枚にボーナスアルバムとして付いてきた。単体で買う場合は8ドル。”New Words For〜”に劣らず良曲揃いなので合わせて聴きたい。

Revisionist (2015)
https://williamryanfritch.bandcamp.com/album/revisionist
2015年発表のフルアルバム。先行の”Heavy EP”、”Empty”EPを踏まえ、サイケデリック色の強いWilliam Ryan Fritchサウンドの集大成のような一枚。スケール感は“New Words For Old Wounds”を上回る。Benoît PioulardやOrigamibiroも参加。

Heavy EP (2014)
https://williamryanfritch.bandcamp.com/album/heavy-ep
とにかく多作のWilliam Ryan Fritch。アルバムジャケットから”Revisionist”の先行EPだと思われるが、曲の被りは一切ないので安心してほしい。他のアルバムに比べリズム隊(と言っても全て本人の演奏だが)が前面に出ていて聴きやすい。

他にはピアノ曲集”Dampener EP”、ポストクラシカル、アンビエント色の強い映画音楽集”Music For Film Vol. I”など。いずれもApple Music等で聴くこともできるが、bandcampでデジタル音源またはCDなどを購入すると24bitのハイレゾ音源がDLできるのでこちらを強く推奨したい。余談だがbandcampでCDを注文した場合、アリゾナ州のレーベルHQから発送されお隣カリフォルニア州のLA空港経由で日本に渡ってくるのだが、隣の州と言えど距離は600kmも離れている。アメリカは広い。


https://williamryanfritch.bandcamp.com/album/new-words-for-old-wounds

平成27年の30枚

on 2015年12月31日

2015年の30枚。リンクはApple Music等に飛びます。

Annabel (lee) – By the sea… and other solitary places ★
Avishai Cohen Trio – From Darkness
Beast – Prey
Behaving – S/T
Beirut – No No No ★
Bersarin Quartett – III ★
Chilly Gonzales – Chambers
Colin Stetson & Sarah Neufeld – Never Were the Way She Was
Cummi Flu – Z
East India Youth – Culture of Volume ★
Gabriel Saloman – Movement Building Vol.2
Gideon Wolf – Near Dark
Grasscut – Everyone Was a Bird ★
Hior Chronik – Taking The Veil
iamthemorning – From the House of Arts
Iskra String Quartet – Iskra
Jean-Philippe Collard-Neven – Out of Focus
Kiasmos – Swept EP
Lau Nau – HEM. Någonstans
Michael Price – Entanglement
Ólafur Arnalds & Alice Sara Ott – The Chopin Project
Rachel Grimes – The Clearing
Rae Howell – Invisible Wilderness Volume I & II
Ricardo Donoso – Saravá Exu
Simon Scott – Insomni
Tigran Hamasyan – Luys I Luso ★
toe – Hear You
Triac – Days
William Ryan Fritch – Revisionist ★
佐野元春 & THE COYOTE BAND – BLOOD MOON ★

過去のリスト – 2014 – 2013 – 2012 – 2011

平成26年の30枚

on 2015年1月1日


2014年の30枚。コメントは単に書いた順です。

Dakota Suite & Quentin Sirjacq – There Is Calm to Be Done
生きていくという事は悲しみと向き合うことだ。『Waiting For The Dawn To Crawl Through And Take Away Your Life (2007)』以降の虚無と絶望に満ちた作品群と比べるとかなり慈愛溢れる作品。少し柔らかくなったクリスの唄ものとインストが半々の構成。Quentinのピアノも馴染んできた。#slowcore, piano, classical

iamthemorning – Belighted
ロシア在住のiamthemorningの2ndアルバム。澄んだ女性ボーカルと力強いピアノのチェンバー・ロック。プログレのような側面も。#chamber-rock, piano

Joan Cambon – Reshaping The Seasons For Kaori’s Body
ヴィヴァルディの『四季』を分解再構築したものだが原型はほぼ止めていない。マックス・リヒターによるヴィヴァルデイ『四季』”Recomposed”と比べてもかなりアヴァンギャルドでおどろおどろしい。アルバムタイトルの通り身体の部分をモチーフにした楽曲が並ぶ。4曲目”Mouth”の断片的な日本語の朗読が印象的。元は日本人ダンサーKaori Ito氏のコンテンポラリーダンスの為に制作されたもののようだ。#experimental, classical

Ilya Beshevli – Night Forest
ロシア人ピアニストIlya Beshevliの作品。凛としたピアノソロを基本にストリングスが入るものが数曲ある。ロシアという国はやはり文化圏が違うのか近年の欧米のモダンクラシカル系の作品にはない独特のメロディラインの美しさがある。 #piano

Carlos Cipa – All Your Life You Walk
若さと勢いの前作を踏襲しつつ行間を魅せる技術も加わったCarlos Cipaの成熟が見られる一枚。#piano

Otto A Totland – Pinô
今年来日公演も果たしたOtto A Totland初のソロアルバム。2mの巨漢と裏腹のメランコリックなピアノはたちまち部屋に溶けていく。#piano

Erik K Skodvin – Flame
Sonic Piecesより『Flare』に続くErik K Skodvinのソロ。ピアノとギター、静かに打つパーカッション。不穏なストリングスとクラリネット。暗闇に浮かぶ炎は光と影を生み出す。#experimental

Deaf Center – Oblivion
Erik K SkodvinとOtto A Totlandの幼馴染コンビDeaf CenterのライブレコーディングがSonic Piecesから。一曲13分強、異なる時期に録音されたチルアウト色の強いライブインプロビゼーションを2曲収録。PETTERNというSonic Piecesの新しいシリーズと銘打っておいて数年前の録音なのは少し残念だが、楽曲のクオリティは高く、記録としての価値もある。それぞれのソロを経た今のDeaf Centerの音も聴いてみたい。#ambient, chill

Andrea Belfi – Natura Morta
MiasmahレーベルよりB/B/Sのメンバーの一人としても活動するパーカッショニストAndrea Belfiのソロ。曲目こそ分かれているがそれぞれA面、B面で途切れず続く。速く緊張感のあるパーカッションと地を這う呪術的なシンセウェーブが絶妙に絡む。#experimental

Shivers – S/T
Miasmahレーベルより電子音楽家Machinefabriek, クラリネット奏者Gareth Davis、パーカッショニストLeo Fabriekのトリオ。Shiversという名はデヴィッド・クローネンバーグの70年代のパニックホラー映画にちなんでいる。音もまさにイメージぴったりのMiasmahレーベルど真ん中の暗黒舞踏曲。#experimental, electronic

Keaton Henson – Romantic Works
シンガーソングライターKeaton HensonのピアノとRen Fordのチェロによるインスト盤。リンク先の映像の楽屋裏での彼の神経質そうな素振りを見るだけで何もかも信頼できると思う。内省的だが時に感情が溢れ出る瞬間聴く者の心を揺さぶる名盤。#piano, classical

Aaron Martin – Chapel Floor
カセットテープ作品。乾いたチェロを主軸に音数を絞った瞑想的な曲が並ぶ。#ambient, chill, classical

Gonzales – Re-Introduction Etudes
カナダの鬼才Chilly Gonzalesの楽譜付きピアノ小曲集。子供の頃ピアノ教室で習ったバイエルやツェルニー、なるほど楽譜を読んだり指を動かす訓練にはなるだろうが、弾くにはあまりに退屈ではなかっただろうか。楽譜には少しのピアノ経験のあれば簡単に弾くことができるピアノ小曲が24曲収録。シンプルでいてGonzalesのエッセンスがしっかり詰まっている。#piano

Octave Minds – S/T
Chilly GonzalesとBoys Noizeによるコラボプロジェクト。Gonzalesのソロピアノシリーズのような音を求めて聴くと椅子から転げ落ちそうになるが、それが杞憂なのはすぐに分かる。ポップでパワフルなピアノ・ディスコ・アンセムの傑作。 #pop, electronic, piano

Orcas – Yearling
アンビエント・アーティストRafael Anton Irisarriとエクスペリメンタル・フォーク・シンガーBenoît PioulardのユニットOrcasの2nd。深いリバーブとBenoît Pioulardの透明感のあるヴォーカルは健在。前作よりバンドサウンド寄りになったシンプルな曲調で聴きやすいドリームポップ。#dreampop

Christopher Willits – OPENING
音と映像で地球を巡る45分間のサウンドスケープ。国内盤にはDVDも付属するが映像はWeb上でも公開されている。本作を大きくフィーチャーすると思われる単独来日公演が2015年1月末に開催される。#ambient

Lubomyr Melnyk – Evertina
一年の節目や別れの季節に聴きたい切ないピアノEP。#piano

Kiasmos – S/T
今年の来日公演が印象的だったアイスランドの若手気鋭Ólafur Arnaldsと、フェロー諸島出身のJanus Rasmussenによる北大西洋ユニットの1stアルバム。ミニマルテクノにピアノやストリングスがレイヤーされるジェントルなダンスミュージック。ポストクラシカルなサウンドにドラムマシンを積極的に組み合わせてきたÓlafur Arnaldsがフロア向けの音楽に向かうことは自然なことだ。1stが出たばかりで気が早いが今後の作品が気になる注目のユニット。#electronic, classical

Beppu – Post Content
The Boats, Tape Loop Orchestra, The Mistysなど多彩な作風でハイペースなリリースを続けるAndrew HargreavesのインダストリアルプロジェクトBeppuのカセットテープ作品。ゴリゴリノイジーなインダストリアル。手軽にアナログサウンドを聴けるとあってレコードに続きカセットテープが復権してきているのも頷ける。#industrial

Douglas Dare – Whelm
Erased Tapesより新星Douglas Dareの1stフルアルバム。哀愁あるピアノとそれを支える電気的なビート。そして何よりも唄声が素晴らしい。#ssw, electronic, piano

Matthew Collings – Silence Is a Rhythm Too
Denovali Recordsより前作『Splintered Instruments』のリイシューと共に発表されたMatthew Collingsの新作。前作はポストロック・シューゲイズ的な音作りだったが、本作は現代音楽寄りのダークなアンビエントサウンド。#experimental, ambient, classical

Sophie Hutchings – White Light
BandcampにてName Your Priceで配信されているピアノミニアルバム。ファイルサイズが大きいと思ったら24bit/48kHzのようだ。内なる情熱を秘めた静かな佇まい。#piano

Lawrence English – Wilderness Of Mirrors
アブストラクトで重層的なアンビエント・サウンドスケープ。#ambient

Loscil – Sea Island
krankyよりLoscilの新作。アンビエントな作りに微かなビートの絶妙なバランス。#electronic

Thom Yorke – Tomorrow’s Modern Boxes
突如リリースされたソロ新作。Thom Yorkeの音楽的探究心は留まることを知らない。#alternative, electronic

A Winged Victory For The Sullen – Atomos
Dustin O’HalloranとStars of the LidのAdam WiltzieによるA Winged Victory For The Sullenの2ndアルバム。コンテンポラリーダンスのスコアとして制作が始まり、荘厳なストリングスにエレクトロニックの要素を取り入れた本作は、ポストクラシカルを新しいステージに導こうとするものである。#classical, electronic

Peter Broderick – (Colours of the Night) Satellite – EP
来年出るアルバムの先行EP。MVも見て欲しい。ピアノやヴァイオリンが無くたっていい。無垢に音楽に向き合う姿に心揺さぶられるのである。#folk-rock

Grouper – Ruins
Grouperのいつものギターやシンセを用いた霞みがかったはドローンはアルバムの最後に一曲あるだけで、Liz Harrisの消え入りそうな唄声によるピアノ弾き語りが中心。#folk, ambient, piano

No BS! Brass Band – Audiotree Live
ジャズ枠。ブラスがウーハーを震わせればそれが正義である。スタジオアルバムよりもライブレコーディングの方が遥かに良い。#jazz-funk, brass-band

STARDUST REVUE – Stage Bright ~A Cappella & Acoustic Live~
スタレビのライブ盤にはずれ無し。観客にコーラスを歌わせるのはスタレビのライブではお馴染みの光景だが、特にマシュ・ケ・ナダのアカペラパフォーマンスは圧巻。

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